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趣味でやっているハードウェア関連(主にFPGA/レトロアーケード基板互換SoC開発)について書いていきます。
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xevious.jpg 先月の連休あたりから、ちまちま作っていたのですがとりあえず完成しました。
説明不要の超有名タイトル 「Xevious」 です。

回路のデバッグ中にわりと真面目にプレイしたのですが、26年前にリリースされたとは思えないほど、このタイトルの魅力は未だに色褪せません。

さすがにプレイするたび深まるほどの謎は、もう残されてはいませんが。






ゲーム内容はさておいて(語ると長いので)、Xeviousのボードの仕様を挙げます。
 
CPUには 3.072MHz 駆動の Z80 を3つ搭載。メイン処理/敵制御/サウンド制御に1つづつ割り当てられています。
 
ビデオ系は 文字表示用とマップ表示用の自由にスクロールできる2つのBG と スプライト(幅と高さ各々16ドットor 32ドットのサイズが選べる) が64枚。
BGとスプライトのチップには8色使え、CLUTによるパレット参照がなされます。
 
音源は 3チャンネルのWSG  + 爆発音専用音源 です。
 
3つのCPUとビデオ系は22KBのメモリ空間を共有していて、CPU間の同期や通信等もメモリを通して行い、2枚のBGのVRAMやスプライト属性レジスタも、この共有メモリ上に置かれます。
 
自由にスクロールできるBGが2枚。
多くのスプライト。
そして3つのCPU。
 
時代を考えると、結構豪華な仕様です。

この当時のナムコのハードウェア技術は確実に他社の1歩先を行っていて、それがこのタイトルの美しさに繋がっていると思います。
(画面1つ取っても、背景の森の緑と金属光沢を放つ自機のそのコントラストに当時のゲームキッズは軒並み悩殺されたものです。)
 
 
しかし、この「豪華な」仕様が、FPGAに回路を落とすときに困難をもたらしました。
動作中に同時に参照されるROMが13個もあるのです。(RAMも含めると17個)
 
 
今回の "FPGA-Xevious" の実装は、「同時参照されるメモリの数」との闘いでした。
 
 
 
次回につづく。
 
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